ローン
ローン(loan)は「貸付」という意味ですが、消費者にとっては「お金を借りる」ことを意味します。銀行などのお金を貸す側にとっては、お客さまにご融資(お金を貸す)する場合の商品のことを意味します。
通常、自分の収入から貯蓄をして将来に備えたり、必要なものを購入したりしていますが、結婚・出産・マイホーム・子どもの教育など、蓄えたお金だけでは不足する場合や、間に合わない場合もあります。そんな時、「ローン」として必要なお金を借りて支払い、その後毎月少しずつ返済するという方法があります。突然の出費でお金が必要になる場合などにも使われます。借りたお金を少しずつ返済していくものですから、長期的かつ計画的な生活設計を立てるうえで役立つことになります。
ローンの分類・特徴
- 借入先
- 目的別
- 担保の有無
銀行などの民間金融機関、信販会社や消費者金融などのノンバンク、そして住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)や日本政策金融公庫国民生活事業(旧国民生活金融公庫)などのような公的な機関があります。
一般的に公的な機関のローンは、資金使途や申込条件、借入限度額などに制約がある一方、金利が比較的低めで固定タイプのものが多いといえます。一方、民間の金融機関やノンバンクは、資金使途や申込条件が比較的緩やかで、借入限度額も大きく、金利や返済期間など選択肢が非常に多くなっています。
ローンはその借入目的から大きく2つに分けられます。
「使途が限定されたローン」(住宅ローン、マイカーローン、教育ローン、その他の目的別ローン)と「使途が自由なローン」(フリーローン、カードローン)です。一般的に、「使途が限定されたローン」は、使途を証明する書類が必要なことが多いですが、同じ金融機関であれば「使途が自由なローン」に比べて金利が低いというメリットがあります。
ローンは借入条件として、担保の有無で大きく2つに分けられます。
不動産や有価証券など担保提供が必要となるローンを「有担保ローン」、一方で担保提供が不要なローンを「無担保ローン」といいます。一般的に有担保ローンの方が金利も低く、借入限度額も大きいという傾向があります。また、有担保ローンの方が長期間の借入をすることができます。