用語集

利子

読み仮名:りし

貸借した金銭などに対して、ある一定利率で支払われる対価。利息(りそく)と利子は通常同じ意味で使われるが、借りた場合に支払うものを利子、貸した場合に受け取るものを利息と使い分けることがあります。

利子と利息の違い
銀行や郵便貯金に預けたお金につくのは「利子」で、銀行や消費者金融に借金をした場合につくのが「利息」です。ただし、逆にしても全く問題は無いです。
米の貸し借りの対価として支払われる「利子米(利米)」のように利子は金銭以外で支払われる場合もある。このような実物を対価とする利子を実物利子、金銭を対価とする利子を貨幣利子あるいは金利と呼びます。

基本概念
利子は金額を指す。利率(りりつ)または利子率(りしりつ)は元本(債券の額面)に対する1年間の利子の割合を指します。利回り(りまわり)は、投資金額に対する最終的な受取利息を年平均利率に計算したものである。たとえば100万円を利率8%で複利5年貸し出したときの元利は146万9328円となるので、利息469,328円÷5年÷100万円=9.38%となる。金利は金額と割合のどちらも指します。金額は「増」「減」で表し、割合は「高」「低」で表す。だから、利子が増えるとは言っても、利率が増えるとは言わないです。同じく、利率が低いとは言っても、利子が低いとは言いません。

利子の形態には大きく分けて単利と複利の2つの方法があります。
・単利は、元本を変化させずに計算して利子を決める。
・複利は、元本に利子を加えた金額を元に計算して次回の利子を決める。
借入金を複数回で返済するときの金利を考える場合、毎回の返済ごとに借入残高が減少するように扱う方法と計算上で借入残高を減少しないとして扱う(仮定する)方法があります。前者を実質年率、後者をアドオン金利といいます。

金利は、元本に対する割合で表示されます(通常年率です)。
例えば、100万円に対し金利1%といった具合です。
そして、この場合に金利によって計算された1万円を、「利子」や「利息」といいます。通常、「利子」や「利息」は同じ意味で用いられます。
一方、「利回り」とは、株式や債券のように、預入額(元本)が変動する金融商品の場合に用いられる投資元本に対する収益の割合です。
つまり、元本が変動した後の価格に配当金や利息を加えた金額が元本よりどのくらい増減したかを1年単位の割合で表したものを「年平均利回り」といいます。

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