用語集
期限一括返済
読み仮名:きげんいっかつへんさい
元金均等返済と元利均等返済の違い
今回は、期限一括返済という返済方法に関して取り上げます。資金繰りで資金調達をする際に、銀行などの金融機関関係者から聞いたことがあるはずです。
加えて、他の記事で取り上げた元金均等返済などの他の返済方法との違いがわかるように、メリット・デメリットも述べます。
利息だけを支払い続ける、期限一括返済
期限一括返済とは、返済期日に元金を一括して支払う返済方法です。
別名では「元金一括返済」とも呼ばれています。返済日より前に大きな入金があり、そのお金で一括返済できる場合に利用されることが多い返済方法です。
<具体例な返済事例>
まず、200万円を借り入れして、返済期間は12か月、年利15%だとします。
1か月目は利息の2万5000円のみを支払い、元金は減らず200万円のままです。そして、2か月目から11か月目までも同じく、毎月利息の2万5000円のみ支払います。元金は減らず、200万円です。
そして、最後の月の12か月目に200万円の元金と、利息2万5000円を支払います。
メリットとデメリット
元金支払いの月まで、ひたすら毎月利息分だけを支払いますので、返済が非常に楽だという点がメリットです。
さらに期限一括返済のメリットは、借りている元金を借入期間中は使用し続けられる点もあります。
一方、元金の返済月までに、一括で元金の返済が要求されるため、元金相当分のお金を調達しておかなればなりません。これが、デメリットです。
期限一括返済は、元金にあたる資金を確実に入手できる場合に、利用することが大事です。例えば、1年後に200万円の値段になる土地を売却し、その売却資金で元金を返済をするなどです。
このように、資金繰りに関する計画をしっかり立てて、賢く利用しましょう。
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